旅行計画/クルーズ旅行/基礎知識

他のプランの詳細もみたいところだが、先に基礎知識を書いていこう

ほとんどの客船で共通の、クルーズ特有の事柄について書いていく

前回

旅行計画/クルーズ旅行/料金の目安と予備知識
ちまちまと設計書を書いているすがら、相方から「豪華客船に乗ってみたい」という話がでた 豪華かどうかは置いといて、客船でいくクルーズ旅行というのは前から気になっていた なので、いろいろと調べ...

クルーズ客船というレジャー

日本人には馴染みがない客船によるクルーズ

しかし、欧米ではメジャーであり、家族旅行としてクルーズをする場合も多いとか

日本では2012年からクルーズ人口が増え始め、どんどん伸びてきているようだ

業界最大手のプリンセスクルーズが参入し、サン・プリンセスとダイアモンド・プリンセスを投入したことで、さらに人口は増えつづけている

そして、日本市場を開拓する上で、外国船の日本仕様化も進められている

先にも書いたとおり、クルーズ旅行とは欧米の文化だ

なので、言葉の壁や文化の違いがあり、日本人はどうしても気後れしてしまう

たとえ簡単な英語ができても、以下のような習慣の違いがある

クルーズは7日以下ではショートクルーズと呼ぶ
(日本の現役世代が1週間も会社を休めるだろうか?)

食卓が6人がけになっており、会話を楽しみながら食事をする、社交の場
(なので、ドレスコードがある、服装が指定されるのだ)

風呂はなく、あるとしても温水のジャグジー

部屋に風呂(バスタブ)がない、シャワーのみ

ウォシュレットがない

米と味噌汁がない

チップ制度

と、いろいろな文化や習慣の違いがある

細かいことだし、海外旅行なのだから当然、ともいえるが

クルーズでは長い期間、船に乗ることになる

ただでさえ、限られた空間で洋上、と普段とはまるで違う生活だ

小さなことでもストレスになるだろう

そこで、日本市場に参戦した各外国船は、以下のような「日本化」を行っている

3泊4日などのショートクルーズ

食事場所を自由に選べ、ドレスコードもない

大浴場の設置
(ただし、外国発着の船では水着を着ないといけない)

公共の場所(パブリックスペース)のトイレのウォシュレット化

日本食の提供

チップの廃止

などなど、利用しやすいようになっている(すべての日本発着船が対象ではない)

また、日本は政府主体で、アジア全体を含めた2015年からクルーズ客船の誘致に力を入れ

2020年にはクルーズ人口100万人を目指すようだ(現在は22万人)

2014年には「クルーズ元年」とまで呼ばれ、まさに今、業界での熱い競争が行われている

われわれ消費者としては、この流れに乗るべきだろう

安価で、質の高いサービスが得られるはずだ

参考資料(PDF)

クルーズ客船のクラス

クルーズ客船には主に3種類あるとされている

料金が高い順で

ラグジュアリ

プレミアム

カジュアル

となっている

下にいくにつれ、客船は大型になる

つまり、カジュアル・クラスがもっとも大きい

大型化し、一度に運ぶ客の数を増やして、コストの低減を図っているというわけだ

ラグジュアリ・クラスは10日以上かかるロングクルーズが主体で、1泊400ドル~からとんなっている

客層は定年後のリタイア世代だ

乗客数の数に対して船員(クルー)の数が多く、クルーに対して乗客が1.5人、など、余裕のあるサービスを受けることができる

客船は小型で5万トンに満たない

ドレスコードも厳格で、タキシードやロングドレス、着物の着用を求められる

金銭的な余裕のほかに、時間や西洋マナーへの理解も必要となってくる

クルーズ人口の約5%を占める

主な客船会社にクリスタル・クルーズ、キュナード・ラインがある

日本船もこのクラスに属する

ちなみに、日本船は飛鳥Ⅱ、にっぽん丸、ぱしふぃっくびぃなす、の3隻のみだ

プレミアム・クラスは9日以上のクルーズが主で、1泊200ドル~

客層はさまざまで、まさにラグジュアリとカジュアルの中間だ

ハネムーンなどにちょうどいいだろう

クルーに対して乗客は2人程度

客船は5~8万トンクラスになる

ドレスコードはややカジュアルになり、結婚式に出席する際の格好、と考えて良い

クルーズ人口の約10%を占める

主な客船会社にプリンセス・クルーズ、ホーランド・アメリカがある

カジュアル・クラスは3~7泊のショートクルーズが主で、1泊70ドル~

客層はファミリーも多く、客船の大きさを生かしたアクティビティが用意されている

クルーに対して乗客は2.5人以上

客船は8万トンを超え、最大では22万トンにも達する、まさに洋上のテーマパーク

ドレスコードもゆるく、客船と航路によっては無いに等しい場合も有る

クルーズ人口の85%、大半を占める

主な客船会社はロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI)、コスタクルーズ、MSCクルーズ、カーニバル・クルーズ・ライン、ノルウェージャンクルーズ、ディズニークルーズライン

と、豊富だ

クラスの選択

クルーズ旅行では客船のクラス選びも大切だ

若い人がラグジュアリ・クラスに乗っても、周りから浮くし、アクティビティの少ない船内に退屈もするだろう

リタイア世代の人がカジュアル・クラスに乗ると、騒がしく、やたらと広い船内に疲れてしまう

自分がなにをしたいのかをハッキリさせないと、クルーズも楽しくなくなってしまう、通常の旅行とは違って、途中から変更したり、キャンセルしたりはできない

寄港地でどれくらい観光するのか?船内での過ごし方はどうするのか?よく想像してみよう

クラスを選ぶときはキャビン選びも関係してくる

たとえばショートクルーズではキャビンにいる時間が殆ど無いので、安い内側キャビンにして、かわりにクラスを上げたり

ロングクルーズではプライベートを充実させたいので、バルコニーつきにする、値段がグンと上がるので、安いクラスにする

など、クラス選びとキャビン選びは併せて考えたいところだ

およそ3種類にわけられているクラスだが、カジュアルだからお金の無い人向け、ではない、ということだ

カジュアルでもジュニアスイートのキャビンになると、値段が2.5倍ほど跳ね上がる、そしてジュニアスイートの上にはさらに2倍の値段がするプレミアムなスイートキャビンが設定されている

この価格差はなかなか考えさせられるものがある、同じ船上、ほぼ同じサービスを受けているのにこれほどの価格差があるのはすごい事だ、このような事が、他のレジャーにあるだろうか

やはり、根幹には上流階級向けのレジャー、といのがあるのかもしれない

客室(キャビン)

まず基本的には狭く暗い

狭く、さらに暗いとなると船酔いしやすくなる

船旅、ということで酔う可能性のある人はそれだけでクルーズ旅行を躊躇ってしまう

船というのは、前方が特に揺れ、次ぎに後方、中央が一番揺れなくなる

また、上階層のほうが揺れる

船酔い、というのは三半規管の麻痺で、視覚と身体が感じる揺れの齟齬、食い違いで起こる

見ている景色は揺れていないのに、身体が揺れていると混乱してしまう、ということだ

なので、景色の見える状態だと酔いにくいとされる

これらを勘案すると、船の中央で海側のキャビン、というのが一番酔いにくい部屋ということになる

とはいえ、キャビンの料金も酔いにくく快適になるほど上がっていく

キャビンの料金は、前方後方が安く、中央が高くなる

階層は上階層にいくほど高くなる

そして内側の部屋より海側の部屋、さらにバルコニーつきがもっとも高くなる

また、夕食が2回目より1回目のほうが高くなる

なので

お金があるから上階層や船首の特等席などにすると、船酔いの影響を受けやすくなる

また、海面から離れるので、海洋生物の観察には向かない、という話もある

乗り物酔いをあまりしない人は

船尾で内側のキャビン、という選択が経済的にも身体的にも優しい、ということになる

キャビンの選択で値段がかなりかわるので、よく考えたいところだ

日本のビジネスホテルでは標準装備となる以下のものが基本的にな備えられていない

スリッパ、寝巻、ウォシュレット、バスタブ、湯沸しポット

どれも無くてはならないもの、ではないが有れば嬉しいものだ

とくにバスタブの有無は気になる人が多いのではないだろうか

個人的にはロングクルーズだとウォシュレットとバスタブの有る無しは重要だ

これらの設備はスイートルームには設定されている場合が多い

しかし、スイートの値段は安くとも、内側キャビンの2倍はすると思ったほうがいい

空調が簡素で、あまり自由が利かなく、思ったとおりの室温にできないというのが一般的なようだ、また客船内というのは乾燥しやすく、肌寒い場合が多い

寝るときは、飲料水の確保をしたい

キャビンの水道水は衛生上は問題ないようだが、やはりあまりお勧めされない

ドリンクバーの水を直接ペットボトルなどに詰めるのはダメなようだ

なので、カフェやレストランに行き、ペットボトルを渡して水を入れてもらうようにしよう

アメニティ

アメニティもやはりビジネスホテルのようにはいかず

歯ブラシと歯磨き粉は用意されていない

ボディソープやシャンプーは用意されているが、品質はよくない

荷物は増えるが、持参するほうが良いだろう

デッキプラン

各階(デッキ)になにがどう配置されているのかを示す地図をデッキプランと呼ぶ

これも、どの船舶も基本は同じで、下層がメインダイニング、劇場、免税店などが並ぶストリート

中層がキャビン

高層がプール、スポーツ設備、ビュッフェ

といったふうになっている

先述した乗り心地、値段、各施設へのアクセスなどなど

デッキプランを見ながらキャビンを選定しよう

プールやジャグジーは海水をフィルターに通したもので、しょっぱい

擦り傷などがあると沁みる

食事

客船での食事は社交場としての役割をかねている

これも日本人には慣れないものだ

基本は2回制で、指定された時間に指定された席に着く

毎回同じテーブル、テーブルメイト、ウェイターになるということだ

6人がけのテーブルに案内され、一緒になったテーブルメイトと歓談しながら1~2時間程度の食事をする、というのが基本のスタイルだ

これが、クルーズ旅行が日本人受けしない一番の理由ではないかと思う

もちろん、言葉が通じれば多少はマシだろうが、やはりテーブルマナーも違うので落ち着かないだろう

社交の場なので、ドレスコードもある、身なりに気をつけなくてはいけない

メインダイニングでの食事をせず、ビュッフェなどで気楽に食事をしてもいい

この場合、ドレスコードは指定されない場合が多い

メインダイニングにいかないからキャンセルする、などの必要はない、好きな場所で食べて良いのだ

ドレスコード

社交の場ということで正装が求められる

ドレスコードには「カジュアル」、「スマートカジュアル(インフォーマル)」、「フォーマル」と3種類ある

カジュアルは普段着、ただしサンダルや帽子、穴あきジーンズなどは良くないとされる

スマートカジュアルは男性なら襟付きのシャツにジャケット、ジーンズではないパンツ、女性ならブラウスにスカート、またはワンピースなど

フォーマルは男性ならダークスーツにネクタイ、タキシード、女性はワンピースやロングドレス、イブニングドレス、着物など

といった具合だ

フォーマルは結婚式に出席する際の格好、という認識で良いだろう

ただし、ラグジュアリクラスの船舶では、タキシードやロングドレスが当たり前、といった感じになってくるようだ

アジア航路のクルーズではあまり意識しなくても良いかもしれない(ただし日本人がメインのクルーズでは盛装する人も多いとか)

一度のクルーズでどのドレスコードが何回あるかは予め知らされるので準備しておこう

なお、食事を含め、夕食後のパブリックスペースでの行動も含めドレスコードが適用される場合と、メインダイニングにいる間だけドレスコードを求められる場合とがある

これはその客船の雰囲気と航路によって変わってくるので、代理店などに相談するといい

といっても、気をつけなくてはいけないのはラグジュアリクラスのクルーズのみだろう

カジュアル船であればドレスコードはいい加減な場合も多い

とくにアジア航路はその傾向にある

(アジアというより中国、だが)

クルーズの雰囲気は客船側ではなく、乗客が作り出すものといわれている

持ち物

国内旅行とも海外旅行とも違う独特の旅行であるクルーズ

普段の旅行に加えてもって行くと良いものを挙げていこう

なお、荷物は宅配便にあずければ、キャビンの前までもってきてくれるので大荷物になっても安心だ

なお、荷物を入れるキャリーバッグは布地のソフトタイプだと、キャビンにいるトコジラミ(南京虫)がくっついてくる可能性があるので、ハードタイプを持っていこう、防虫剤を入れるのも忘れずに

普段の船内を生活するための歩きやすい靴

プールやジャグジーで過ごす際のビーチシューズ

ランニングやジムに行くためのスポーツシューズ

フォーマル用の革靴やハイヒール

キャビンでくつろぐためのスリッパ

と、靴はなかなかの大荷物になる可能性がある、上手く取捨選択しよう

アメニティ

先述したとおり、歯ブラシと歯磨き粉は必携だ

なおドライヤーは持ち込みが禁止されている場合が多い

乾燥するのでマスク、うがい薬、風邪薬、なども長期のクルーズではあるほうが良い

爪きりや日焼け止めも忘れずに

パーカーやカーディガン

船内は寒い場合が多いようだ

また、プールで過ごす場合、脱衣所が無い場合が多いので、キャビンからプールに行くまでのあいだ、肌を隠す服が必要になる

プールがあるデッキ以外のパブリックスペースで水着で行動するのはもちろんご法度だ

ハンガーと衣類用洗剤

すべての衣類をランドリーサービスに出すのはさすがにお金がかかる

簡単な衣類は自分で洗濯しよう

コインランドリーを備える客船もあるが、やはり有料だ

キャビンにあるハンガーは持ち出し禁止のために、フックがついていない場合がある

つまりクローゼットから取り出せない

なので、洗濯した衣類を干すためのハンガーなどを持っていこう

キャビン内で干すの?と思うかもしれないが、キャビンは乾燥しているので良く乾くし、キャビンの乾燥防止にもなる、一石二鳥だ

マグネットのフック

キャビンの壁はだいたい磁石がくっつく

なので、マグネットつきのフックを持っていけば、物をかける場所には困らないだろう

洗濯物を干すのにも重宝するし、洗面台やシャワールームも狭いので、壁を利用してネットなどの小物入れを設置しよう

船酔い対策

やはり気になる船酔い

寝るとだいたい治まるそうだ

次回は

2.マリナー・オブ・ザ・シーズ 横浜発上海着 GW5日間 58000円

このプランがどういうものなのかを詳細に見ていこう

http://xn--4dkc299utf8a.com/trip/post-1271/

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