2015/夏季/表銀座 縦走/山行記録 その3 と 表銀座縦走反省

3日目

7:30
気持ちを新たにして一気に下山する

20分程度で坊主岩小屋に到着。

さらに15分ほどで水場に。

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1時間15分程度で天狗原分岐に。
登って来る人がかなり多くて、挨拶するのが面倒になってくるほどだ。
そして、一様にみな、苦しそうな表情だった。
それもそのはず、横尾からですら、槍までの標高差は1560mある。
それだけの高低さを一気に縮めるルートだ、登り一辺倒でキツイのは当然だ。

35分ほど下ると雪渓の上を歩く事になった。
というか滑るのにちょうどいい傾斜だったので滑降して一気に距離を稼げる。楽しい。

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そこからすこし歩くと大曲分岐だ。
水俣乗越で悪天候に見舞われた場合はここに降りてくる事になるのだろう。
そうなるともうテンションはがた落ちに違いない。

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すこし歩いたところで雪洞で写真撮りに夢中になっている青年Hと出会う。
なにやら俺と同じく中房温泉から表銀座を通ってきたようである。

一の俣から上高地BTまではかなり距離があり(コースタイムは4時間)かなり退屈な道だが、この青年H君のおかげで退屈せずに進む事ができた。

横尾山荘で食事をとりつつ下山する。
途中、猿がやたらといる道で写真をとりまくる。
人馴れしているようで襲ってくるようなそぶりはなかった、それでも背後には近寄らせないようにする。

徳沢キャンプ場にて、上高地発のバスに乗り遅れそうなH君は先を急ぐようなのでここで分かれることに。
俺はというとこんな平坦な道でも疲れるくらいに疲弊していた。

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テントを張って、14:30、晩飯にする。
じゃがりこの即席マッシュポテトは大正解で、今後の登山食糧の定番になりそうだ。

このキャンプ場、なんと夜中の12時ごろまで騒がしく、これから登る人には最悪のテント場になるだろう。
中学校と大学の登山部、酒盛りをするおっさん共、山荘のテラスで騒ぐグループ、テントの中でちょめちょめしだす夫婦、などとにかく五月蝿かった。
普通こういうキャンプ場では子供が五月蝿いものだが、そっちのほうは気になることはなかった。
横尾キャンプ場がどうなってるかは知らないが、すくなくともここ、徳沢キャンプ場よりはマシだろう。
こんなに五月蝿いのは海辺のテント場でもそうそうないだろう、どうしてもここに泊まる、と言う人は気をつけたほうがいい。

4日目

早々にテントを撤収し、ほぼ真横に居た中学登山部の引率らしき先生に小言を言ってから、徳沢キャンプ場を後にする。
ここからはとくになにもなく。ただ黙々と歩いて上高地BTに到着した。
8時に出る松本駅行きのバスに乗り、松本駅から穂高駅、穂高駅からタクシーに4人で乗り合いして、燕岳登山口の駐車場にもどり、レンタカーを回収して、松本市のホテルへ帰還したのであった。

以上で、今回の登山の記録は終了である。
以前の登山のときより10kg程度体重が落ちてたせいか、まるでスタミナがなかったのが辛かった。
それにザックずれも、靴ずれも起こした、初めてのことだ。
まあ、このへんの反省は次回に書くとして、今回はこのルートの反省をまとめたいと思う。

ルートの反省、まとめ

表銀座縦走コースはたしかに人気があるようだ。
人の多さから見てそれは間違いないだろう、
しかし、初心者向けか?と聞かれれば「NO!」、だろう
理由はいくつかある。

まず、大天井まで行ってしまうと、そこから直接下山できるコースがないからだ。
大天井まで行ってもし具合が悪くなった場合は、水俣乗越まで行って上高地に下りるか、常念小屋まで行ってヒエ平に降りるか、もしくは引き返すしかないのだ。
どのコースも6時間はかかる、体調不良の身体でそれだけ歩けるだろうか?

また、アップダウンが激しく、砂が堆積しており、滑落しやすい道も多い。
大天井から槍ヶ岳までは特に危険だ。

3つめに、人が多すぎる。
すでに書いたが、人が多いので抜いたり抜かれたりすることが頻発する、そこで自分のペースを守れない人が多いのだ、初心者ならば尚更だろう。
次の人が待ってるから、と焦ってクサリや梯子を渡ろうものなら、重大事故が起きるのが目に見える。

ということで俺は初心者に表銀座縦走を薦めない。
それに、思っていたより、稜線歩きがないから退屈だ、つまらない。
正直なんで人気があるのかが分からない。
俺のお勧めとしては。中房温泉から登って燕山荘で1泊、大天井で2泊目、そこから常念岳に向かって行き、常念小屋で3泊目、ヒエ平に下山する。というものだ
このルートで縦走を経験した後、あらためて別ルートで槍に向かうことをお勧めしたい。

googleの検索ワードを見ていると「表銀座縦走 2泊3日」というのがある。
中房温泉から登り大天井で1泊目、槍ヶ岳で2泊目、上高地へ抜けて3日目、ということになるだろう。
今回、俺が実際にたどったルートとほぼ同じだ。
これは一見なんとかなりそうな計画だが、テント泊だとかなりシンドイだろう。
槍の穂先に登るのに、ひどいときは2時間かかるということを忘れてはいけない。
大天井を5時に出たとして槍ヶ岳山荘までは8時間かかるので到着は早くても13時を回る。
ここで山荘のテント場にテントを張れるならとっとと張って、仮眠をとってから槍の穂先で夕日を見るといいだろう。二日目のうちに無理なく槍に登頂できるのなら、しめたものだ。
しかし、実際のところ、夏の週末などは10時には到着してないとテントを張れないそうだ。

槍ヶ岳山荘から上高地BTまでは8時間はかかる、
もし前日に運悪く雲が出て、最終日に穂先に登るとしたら、出発は6時くらいになるだろう。
夏の上高地発、松本駅行きは18:45が最終だ、約13時間の猶予があるとはいえ、これは休憩も含めた時間だ
松本駅からさらに移動しないといけない人はもっと早くBTに到着しないといけないはずだし、8時間の山歩きをハイペースでこなすのはけっこうシンドイ。
実際に俺は、徳沢で一泊している。
まあ頑張れば徳沢から2時間で上高地BTなので、行けないこともなかっただろうが。

ということで、表銀座縦走2泊3日は、できるけどけっこうシンドイ、ということになるだろう。
少なくとも、初心者でテントを担いで、というのは無茶がある。
それに、槍の穂先は雲がかかりやすい、できれば朝日が昇る前に登るべきだろうし、そうなると3日目がけっこうハードだ。
天候にたいして余裕をもつ意味でも、3泊4日をお勧めする。
もし、2泊3日で行くとなると今回の俺の登山記録が近いものになるだろう、参考にしてほしい。(最終日に上高地BTまで行っていれば2泊3日だ)

また、車で行く場合についてだが
車は夏季の間は穂高駅の近くに駐車スペースがあるようなので、そこに停めてタクシーか相乗りバスで登山口まで行く事をお勧めする。
登山口の駐車場は混んでいて、ぶつけられそうだ。
もしピストンするのなら登山口まで車を運びたいかもしれないが、穂高駅から登山口まで、バスでもタクシー(相乗り)でも1700円でいけるのでそちらのほうが気が楽だと思う。
ちなみに上高地BTから松本駅、穂高駅を経由して燕岳登山口まで行っても4500円くらいである。

ルートの反省としてはこんなところだろうか
次回は、縦走の計画と食糧計画そのものの反省を書いていきたいと思う。

2015/夏季/表銀座 縦走/装備と食糧の反省
今回は表銀座縦走時の装備と食糧計画の反省を書いていきたい 本文を読む前に装備一覧と食糧計画を一読してもらえるとありがたい。 また、山行記録はこちら
2015/夏季/表銀座 縦走/山行記録 その1
2015年8月の第3週に 3泊4日で行ってきたテント泊、表銀座縦走のルートをできるだけ詳しく書いていこう。 予定されていたルート 1日目 : 中房温泉~燕岳~大天井岳(大天荘) 2日目 :...
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