2016年夏季/剣、立山縦走/山行記録 その1

旅行の荷解きもようやく終わったので、遅くなったが今回の縦走の記録を書いていく

今回はとにかく天気が悪かった

これほどの悪天候の中での登山は始めてだった

はたして、どこまで登ることができたのか、こうご期待

前夜

てんきとくらす」で山の天気予報と睨めっこ

予報では常に雨か曇り、あまり良くない感じだ

晴れ男もここまでか・・・と、半ばあきらめつつも食糧を買い込み、仮眠を取る

例に漏れず、あまり寝れなく、夜9時ごろ目を覚ます

天気予報を確認すると・・・なんと明後日の天気が曇りのち晴れになっている

覚悟を決めて出発することにする、なにせ片道6時間、行ってはみたものの大雨、となると心が折れること間違いなし、気合が必要だった

1日目

前日の夜10時に群馬を出発し、下道ルートを通り朝4時に立山あるぺん村に到着

ほぼ予定通り、6時間で到着

この「立山あるぺん村」には立山駅までの最後のセブンイレブンがあり、また広い駐車場がある

ここで朝食を済ませ、仮眠ととった

立山あるぺん村公式HP http://www.alpenmura.co.jp/

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中は見ていないが、道の駅のような感じだろうか

そして、帰りに立ち寄った際に気づいたが、なぜか動物がいる

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なぜ動物が・・・?

また、この立派な鶏が朝の良い時間に鳴くのだ

おかげで寝坊せずに仮眠から起きることができた

朝7時

準備を終え、立山駅に到着

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駐車場はとても広く、誘導員も居たので難なく停めることができた

第6駐車場まであるので、一通り回ってみてから停めるといいだろう

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乗車時間を指定して、往復のチケットを買う

復路には時間の指定をしなくても良い、まあ当然か

このとき、何の説明も無かったが、チケットには有効期限がある

5日間しか利用できないので、長期縦走の人は注意、往路だけ買うようにしよう

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ケーブルカー待ちの列

改札のそばに室堂のライブカメラがあるが、真っ白

「ハイキング気分のやつは気楽でいいよな」と心の中で毒づきながら待つ

なにせ晴れなければこの重い荷物は完全に無駄になるのだ

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ケーブルカーとご対面

思ったより小さい

そして乗り込むと狭い、すごく狭い

おそらく、まだ空いているほうなのだろうが、狭い

一人で、しかも縦走用の大型ザックを持ってると肩身が狭い

幸いにも、乗車時間は7分程度で済んだ

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美女平でバスに乗り換え

今度はザックを荷台に入れてくれたので楽ちん

座席にも余裕があるので、すこし仮眠することができた

周辺の観光案内をしながら登っていくバスで、途中のおおきな杉の木と称名滝の前では停まってくれたりする

左側の座席に座るとよく見えるだろう

とくに、杉の木は本当にデカイので一見の価値アリ

大きいなと思っていた周囲の木の5倍くらいありそうな、本当に化け物じみたデカさだ

美女平から1時間たたずに室堂バスターミナルへ到着

ここから写真がぐっと減っている

とくに、バスターミナル内はなぜか写真が一枚もない

なかなか立派な施設だったのだが、ガスと雨で滅入っていてそれどころではなかったのだ

とりあえず、雨具を完全着用して表に出る

階段を下りたところに立山玉殿の清水がある

水を汲む、今晩の分の水を

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(赤い雨具の人はまったく知らない人です、思いっきり写してすみません)

ガスと霧雨の中、案内表示にしたがって雷鳥沢を目指す

五里霧中、遊歩道がなければ完全に迷うであろうガスの中を進む

方向感覚がまったくない中、何人かとすれ違う

誰一人として挨拶はしてこない、というか顔すら上げない人多数、なんだか不安になる

そしてやたらと息が苦しそうな人も多い、なぜ?

すこししてみくりが池ホテルに到着

横目で見ながらスルー、とにかくキャンプ地に着きたい一心だった

そして、ここから驚くほどアップダウンがあった

息が上がるのも納得、階段なのでよけいシンドイ

「キャンプ地までは舗装された下り道だから余裕」とか言ったやつだ誰だ、ぜんぜん下りじゃない

しかも歩道もけっこう雑になってくる

雷鳥荘に到着、ここから硫黄臭もキツくなってくる

地獄谷がすぐそばにあるようで、火山ガス危険との看板もある

他の登山者は普通に歩いているが、けっこう危険な濃度なのでは?

目が痛いし、思いっきり息を吸うとむせる

ここはタオルと水は予め準備しとくべきだ

視界ゼロでこのガスがどこまで続くか分からないというのは中々の恐怖

早足に進む

キツめの九十九折になった階段を下りると、ようやくキャンプ場に着いたのだった

管理棟へ行き天気はどうか聞く

事前に調べた情報以上のものはなかった

もっと、山男的な意見が聞きたかったが、無理なようだ

しばし考え、とりあえず一泊して天気の回復を待つ事にした

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晴れてるうちに速攻でテントを張る

言うまでもなく、テン場は空いており、張り場は選び放題

管理棟のそばに整地された場所があったのでそこに張ることにした

周囲にすこしだけ溝が掘ってあったので水路になることを期待する

また、ここでも火山ガスが漂ってきていたので、地獄谷方面からの風下に出入り口がくるようにした

気休めのつもりだが、効果はあったような気がする

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テント場、なにも見えない、背後には管理棟がある

この雷鳥沢キャンプ場は一泊500円、2泊以上なら何泊でも1000円、という良心的な値段設定

水も豊富で、お金を払わなくても水が手に入る、かなりありがたい

シンクもトイレも水が出しっ放しになっていた

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キャンプ場のトイレにありがちな不快なにおいは殆どなかった

しかし、なぜかトイレの扉は男女共開けっ放しになっていた、色々と豪快だ

ちなみに売店はない、ビールや食糧は5分ほど歩いたロッジ立山連峰、もしくは雷鳥沢ヒュッテで買うことになる、これだけが唯一不満な点か

テント(トレックライズ0DX)の中はこんな感じ

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前室

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トレックライズ0の中は本当に狭い

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今回は重量に余裕があったのでグランドシートをもってきた

といってもテントの下に敷くのではなく、写真のように折りたたんで前室に敷く

テントの出入りが楽になり、食事もしやすくなる

なお、テントが張り終わったところでちょうど雨が降ってきた

多少の雨なら、このシートは厚みがあるので、問題なく食事ができる

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外はガスと雨、当然やる事がないので昼間っから肉と酒をいただく

ローストビーフ&ポーク、そして赤ワインだ

ちなみに、今回の食糧は前回の表銀座縦走のときとほぼ同じものを用意した

芸が無いが、新しいメニューが思いつかないので仕方ない

時間はまだ昼の11時

本来、夕食になるものだったが、酒盛りでもしないとやってられない状況

ましてや、昼食用の菓子パンなど、食べる気にもならない

ワインと言えばこのカルロ・ロッシを愛飲しているが、最近ビンからペットボトルに変わったようだ

実に安酒らしいが、登山の際は軽くなるのでありがたい

ローストビーフはポークと一緒に火を入れたので、やはり固い

あまり美味しくない

今度からはポークだけでいいかな?とも思う

しかし、固いとはいえ赤身肉は赤ワインに合う

ローストビーフではなく、ビーフジャーキーだと思って食べれば、案外いけるかもしれない

雨音を聞きながら肉を齧り酒を飲む

暇だが、わりと好きな空気だ

と余裕をかましてられるのも30分ほどであった

雨脚は強まり、けっこうな雨音がテント内に響く

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もはやシートは浸水寸前

しかも、この雨水、臭いのだ

アンモニア臭、つまり小便くさい

水浸しはまだしも、小便漬けはマジで勘弁してほしい

隣が芝生になってるからそこでだれか用をたしたとか・・・?

ありえる話だ

それに管理棟の手前に浄化槽らしきものがあった、ここはその浄化槽の下流

まさかね・・・

なんだか酔いが回っていい感じに眠くなってたので、宴を止めて不貞寝することにした

風も強く、雨も強い

しかし、テント内はドライだし、気温もちょうどいい、臭くもない

酔っ払った俺はすぐに眠りに落ちた

テントで寝ると規則正しい生活を送る事になる

なぜかというと太陽が出ると眩しいのだ

それに暑い

つまり寝たくても寝れずに、日の出とともに起きるのだ

このときも、そんな晴れの気配を感じて眠りから覚めた

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晴れたー

ちなみに奥に見える建物、左が雷鳥沢ヒュッテ、右がロッジ立山、買い物したければあそこまで行かなくてはいけない

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まわりもなんだか賑やか

思っていたより人が居て驚く

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16時半

けっこうな晴れ具合だったので、簡単に準備して奥大日岳を目指すことに

往復で4時間なので、出発するには遅い時間だ

暗いと歩けないような悪路があった場合は、途中で引き返さないといけないだろう

それでも、せっかく晴れたのにテントの中にいる手はない

なにより、暇なのだ

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すっかり地面が乾いている、いざ晴れるとなかなかに日差しが強い

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まず沢を渡り剣御前と奥大日の分岐へ向かう

沢では子供が遊んでいる、たしかに子供の遊び場にはもってこいだ

しかし、なかなかの水量だし、谷では鉄砲水があるので、油断してはいけない

幸い、この子供たちのそばには親御さんが居た

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だれも居ない登山道を行く

よくやく室堂の全景が見られ、嬉しい

やはりアップダウンがキツイように見える

ロッジとヒュッテの奥には白煙が昇っている、地獄谷だ

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何気に、この日一番の登りを終えたところの写真

右奥に小さくキャンプ場が見える

左下から登ってきたことになるが、写真では道が見えないほど急だ

とはいえ短い登りなので、苦戦することはないだろう

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稜線から

歩きやすく、危ない箇所もない気持ちのいい稜線だ

日光が気持ちいい

そして人がまったく居ない、前方に一人みえたが、それ以外には誰もいない

稜線を独り占めできるのはとてもいい

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正面遠くに見えるのは弥陀ヶ原高原

谷を挟んでいるが以外と近い

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振り向いて立山連峰をパシャリ

残念ながら重い雲はどいてくれない

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花がけっこう咲いている

といっても満開の時期はすでに過ぎている

ゴロゴロとした岩が多く、土が露出している場所は細かくなった砂利でザレている

滑って転ぶといたそうだ

と足元に注意しながら進んでるとかなり近くから「ピーピー」と鳴き声が

そちらを見ると・・・

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雷鳥・・・か?

なんか小柄だしスラっとしているので雷鳥ではない気がする

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振り返り美人

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俺の行き先を案内するかのように移動していく

面白いので写真を取りまくってると

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すごいガスってる

この写真の正面にピークがあり、おそらくそれが奥大日岳だ

しかしそのピークにかかる雲はたいへん重そうだ

ザックを降ろし、菓子パンを食べながらしばし考える

おそらくあと40分ほどでピークだと思うが・・・

周りに人もいないので不安になる

考えた末、下山することに

もとからピークハントに興味がない俺だが、このときもすぐに諦めた

良いのやら悪いのやら

下りながら時々後方を確認したが、雲は俺を追う様に稜線を隠していった

たぶん降りて正解

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19時、テントに到着

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食べ残したのこりの肉を炙りながら食べる

さすがにテント内に長時間放置した半生肉をそのまま食べるのは危ないと思ったからだ

結果としては腹痛などは無かった

ちなみに、写真を良く見てもらえばわかると思うが、けっこう雨が降っている

結局、この日は寝てる間も雨は降り続けた

というか、一時は豪雨と暴風だった、しっかり張っておいて良かった・・・

20時ごろ、就寝

と思ったが、どこかのテントで女がデカイ声で喋っていて五月蝿い

立山連峰でエコーしてコダマになるくらい五月蝿かった、腹から声でてる

テント同士の距離はけっこう離れてるはずだが・・・

さすがに誰か注意するだろう、と思ったが誰も注意しなかったようだ

喧しい雑談は21時ころまで続いたように思う

まあ、半分観光地なので覚悟はしていたが、こんないかにも登山者しかいないような日でも、ああいう手合いはいるようだ

ほんと、ペグでも抜いてやろうか

2日目につづく

前回

2016年夏季/剣、立山縦走/群馬発、具体的な登山計画
今回は登山に2泊3日の日程を確保した 3泊でも良かったのだが、個人的には2泊が一番楽 交通手段は今回もレンタカー エコレンタカーよりウィークリー契約で借りる、お値段なんと22...

次回

2016年夏季/剣、立山縦走/山行記録 その2
2日目 夜になると星がでていた、晴れている 昼間から寝てすごしていた俺はもうそれ以上寝れないこともあり、出発することにした とりあえず雷鳥坂を登り剣御前小屋へ その時点で日...

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